「ロッキーが階段を上るシーンの感動は永遠だ。どんなスペクタクルもSFXもCGも、
あの階段には及ばない。あの瞬間のスタローン=ロッキーはスターでもヒーローでもない。
貯金も仕事も名声もなく、現実に打ちのめされた三十男、僕らと同じ普通の人間だ。スタ
ローンの雄叫びは音楽にかき消されて聞こえないが、言いたいことはわかる。
『この映画はコケるかも知れない。オレは笑いものになるかもしれない。かまうもんか。
オレはやるだけやったんだ!』」
(町山智浩 著 「<映画の見方>がわかる本」P222 )
クリスマスイブなので美術館は15時に閉館。 到着したのは14時過ぎ。
片道3時間もかけてこれだけかと思われるかもしれない、かまうもんか、フィラデルフィアに来るだけ来たんだ!
というわけで、何かしらの達成感を味わうべく
第二の目的地・映画『ロッキー』でロッキーが駆け上がった階段へ行ってきました。
その舞台はフィラデルフィア美術館。
ニューヨークのメトロポリタン美術館、ワシントンDCの国立美術館に次ぐ
全米で第3番目の規模を誇る美術館です。
ロッキーと同世代になった今、、階段を駆け上るT。
『ロッキー』を観たことのない私も、知らないなりに駆け上る。
周りでも、階段を目にし走りだす観光客が多くいました。
ちょうど階段を駆け上り振りかえると、センターシティーが一望できます。
そして、映画(?)撮影中のグループも目の前に。
大学の映画サークルか何かでしょうか。女性(女優)が薄着でとっても寒そうだったな。
The Rocky Stepsとシルベスター・スタローンの靴跡、The Rocky Statueで記念撮影をしただけですが
大満足で美術館を後にしました。
最後に。駐車場近くで会ったリスと雁の群れ。冬支度中。
つづく。
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